梅干しを作るうえで悩むひとつが土用干し。
いつやるのか、土用干しなしでも良いのか。
最初は悩むと思いますが、
梅干しを漬けてまだ私は10年程度ですが、
2021年現在で、
いろいろ試した結果わかったことを
お伝えできればと思います。
梅干し土用干しはいつ?
梅干しの土用干しはいつが良いのか。
梅干しを漬けて数十年の祖母から聞いた答えはズバリ、
土用の丑の日
からということでした。
ということですが、
これは、現在ではあまりあてはまりません。
昔から伝わった技術という点では私は尊重します。
ですが最近では
昔よりも天候不順が多く、
ゲリラ豪雨ともたとえられるように、
突然の豪雨が梅干しを台無しにしてしまうからです。
私が梅を干すうえで最優先事項としているのが、
雨に当てないことです。
梅は、そのエキスに含まれる塩分を
なるべく濃い状態にすることで、
腐ったり、カビたりしないようにするわけですが、
雨に降られると、それだけで塩分濃度が下がり、
カビの原因になったり、
そうならなかったとしても、味が落ちるわけです。
ですので、
私が出した答えとしては、
梅酢が上がってから確実に天気の悪くない日
です。
私は、
雨が降る可能性が少しでもある場合は、
ほとんど出かけません。
出かける前には、
雨雲レーダーで確認したりして、
1時間以上出かける場合には、
どんなに天気がよさそうでも、
もう干しません。
湿気や日照時間が少ない場合も注意しましょう。
梅干しの土用干しは何日?
梅干しの土用干しは何日が良いのか。
通常なら3日です。
ですが、
最近は先ほど申したように、
天候が安定しません。
近年では天候不順に悩まされることが多かったですが、
2021年ではからっと晴れる日も多く、
非常に良い出来の梅干しになりました。
ですので、
その年によって変わります。
日差しの強さや湿度によって変わります。
湿度が低いと、それだけ太陽の光が届きやすくなり、
梅干しも早く出来上がります。
ですので、
その年によって変えるのが良いと思います。
梅漬けは梅酢が上がって数日間カビが生えなければ、
それはそれで完成といってもよく、
食べられる状態になります。
一方、梅を干す作業がきちんとできると、
梅がしっかり赤くなるなど、
食欲をそそる状態には近づきますし、
保存性も高まるとは言えるでしょう。
私は、干せるときは干し、少しでも天候が怪しければ、
干さないで、あきらめることもあります。
目安は三日三晩ですが、
そこにこだわらず、
何とか食べられる状態にするのが最優先で良いと思います。
梅干しの土用干しなしは?
梅干しを干す前提で話しましたが、
土用干しなしでも食べられますので、
それを好む人もいることと思います。
特に、カリカリ梅では、
私の実験でしかないのですが、
干すと、そのカリカリ感が失われる傾向にあります。
カリカリ梅もいろいろ作り方があるため、
私のやったことのないやりかたではわかりませんが、
少なくとも、私の作ったカリカリ梅は、
干すとカリカリ感が失われます。
ですので、
その方の好みで干す時間は分かれると思います。
干さない状態でも食べられるとは思いますので、
それも含めて自分の好みの梅を漬けていくと良いでしょう。
まとめ
梅干しは、いろいろやり方がありますが、
雨に濡れないことが第一条件となることは間違いないと
私は思っております。
その次が湿気です。
梅雨時期ではどうしても干してもあまりその効果が出ません。
ですので、
その辺を踏まえながら、
自分なりの梅干しを作っていくと良いでしょう。