梅干しは、
梅干しというくらいですから、
干すものと思いますよね。
では、
干さなければ梅干しはできないのでしょうか?
もし干さなかったら台無しなのでしょうか?
最初は
そういった悩みも多いと思いますので、
もしよかったら参考にしてみてください。
梅干しを干す理由
梅干しは、
干すことで、
梅酢のエキスが濃縮されます。
梅干しを作る過程で一番大事なのは、
水気を避けることです。
湿度だったり、雨だったり、
そういった水気が
梅を漬けてカビから守るようになっていますが、
それを天日にあてることによって、
濃縮させてあげることができ、
よりカビなどが発生しにくくなるわけです。
ですので、
カビが生えない濃度になっていればとりあえずは良いわけで、
梅酢がしっかりしていれば、
必ず干さなければならないというほどではありません。
干さない方もいらっしゃいます。
その場合、梅漬けとなります。
それでもおいしいですし、
好みによってはそちらの方が良いという方もいらっしゃるかもしれません。
干すことで、
よりエキスも濃縮されますし、
紫蘇で漬けた場合、
干すことで、
より赤くなりますので、
視覚的によりおいしそうになります。
梅干しの干し方
梅干しは、
ある程度干し方があります。
基本的には、
ざるに広げて、
天日にあてることです。
基本はこれですが、
基本的には汚れずに乾燥が進めばよいわけですから、
これ以外にも方法はあると思います。
人工的な方法でも良いでしょう。
ですが、
沸騰させたりといった方法などは、
想定外のことをひきおこす可能性がありますので、
控えたほうが良いでしょう。
梅干しの干す時期
梅干しの干す時期は、
私が祖母に教わったのは、
土用の丑の日から晴れた3日間です。
これが経験上もっともうまく干せる期間です。
この前後はなぜダメかというと、
日差しの強さの問題です。
土用の丑の日の前だと、
なかなか日差しが強くありません。
そして、
秋になるとそれもまた、
日差しが急激に弱くなります。
早い話が、
カンカン照りほどうまく干せます。
それが、わかりやすく言うと、
土用の丑の日からということなのだと思います。
土用干しと呼ばれるゆえんではないかと思います。(間違っているかもしれません)
しかし、
昔に比べ、
気象は変わってきていて、
昨今はゲリラ豪雨などで干せなくなることも珍しくありません。
ベストは土用干しですが、
その前後でも、
乾燥が進むと判断できれば私は干すことがあります。
仕事をしていると、なかなか晴れた日に休みが当たるとも限らないですし、
こだわりすぎると、良いときを逃してしまうからです。
異常気象で、
いつ雨が降るかも予想しにくくなっていますし、
雨に降られるのが最悪の事態に追い込むので、
晴れているなら干す。
少しでも雨に当たる可能性があるならしまう。
最近では私はこんな感じでやっています。
まとめ
梅干しを干すには
土用干し
がベスト。
ですが、
今と昔では天候の違いから、
うまく干す方法を自分なりに探っていくしかありません。
干せそうか干せなさそうか、
この単純な選択肢で決めることが今は良いのかもしれません。