放射線取扱主任者の年収はいくらなのでしょうか。
放射線取扱主任者は、あまり一般的な資格ではなく、
情報も少ないため、
資格を取るには、取って収入に見合うのか
気になる方も多いかと思います。
実際には、資格は持たず、試験だけが目的の方も多いと思いますが、
どれほど貰えるのか参考にしてみてください。
目次
放射線取扱主任者の年収は?
放射線取扱主任者はどのくらい年収もらえるのか、
実際の求人で放射線取扱主任者の年収を調べてみました。
・年収
500万~599万円
・月給
20万円~40万円(経験・能力考慮)
・給与
24.4万円~34.9万円
・年収
400万円~650万円(経験能力考慮の上優遇)
・年収
300万円~2000万円(通信講座講師)
・給与年収
300万円~700万円
というように幅はあるものの、
400万円~600万円程度が中心なのかなという印象です。
放射線取扱主任者の年収を知る前に知っておいた方が良い3つ
このように放射線取扱主任者として仕事をするには
生活には困らない程度の年収にはなりそうです。
しかし、放射線取扱主任者として働くには実はハードルが3つあります。
1.講習が必要なこと
2.講習が5年更新であること
3.実務経験が考慮される可能性が高いこと
第1に講習ですが、2023年2月現在で1種で17万円、2種で10万円かかります。
需要が少ないことや、それなりの経費がかかることを考えると致し方ないですが、
出す方からしたら非常に高額に感じます。
ですが、これを受けないと資格として認められませんし、
重要なことを学習するため、必要なものです。
しかし、この費用を負担してくれる企業もあるということですので、
先に確認するというのもありかと思います。
第2にその講習が5年更新なため、5年に1度受けなければならないという事です。
そして、それが行われるのが日本アイソトープ協会(東京都文京区)であり、
東京近辺でなければ、交通費だけでもトータルで20万円を超えることになります。
ですので、会社負担かどうかは非常に重要なポイントにはなります。
第3に実務経験なのですが、
やはり、一般的に危険とみられる放射性物質を扱う事から、
そういう事も考慮される可能性が高いです。
資格を取ったら1人前というわけにはいかず、
車のように免許を取ったからすぐに作業できるわけではなく、
実務経験が考慮されることが多いです。
ですので、その辺も企業によってまちまちですので、
確認してからの方がよさそうです。
放射線取扱主任者の年収は、
普通の会社員と同等と言ってよいと思いますが、
ハードルがあるため、その辺を確認してから資格取得した方がよさそうと言ってよいでしょう。
しかし、一度取って実務を経てしまえば、
それなりに求人はあるため、
ある程度安泰と言っても良いと思います。
また、その決まった場面というよりもいろいろな場面での需要が考えられ、
また、危険性等から、機械化などは難しいと思いますので、
需要が途絶えるという事は数10年はないと考えられます。