放射線取扱主任者試験は
合格率が20%という難易度ですので、
効率よく学習していかないといけません。
合格体験などを見てみると、
問題集を3周と書いてあるものが多く、
私も同意見です。
最初は、参考書などでじっくりやって、
2回目、3回目になるにつれてスピードアップしていく感じになります。
私なりのメモをご紹介いたしますので、
参考にしてみてください。
物理は、2019年からは、
実質的に物化生の2問が物理の問題の最後に乗り換えられた形となっています。
1から10
2018問1
〔答〕
4
1MeVは1×10^-6 eV =10^6eV=10^6×1.6×10^-19J/eV
5.3MeVは5.3× 10^6× 1.6×10^-19J/eV=8.48×10^-13 J
t=1/v=1/√(m/2E)==1/√(6.7×10^‐27 /2×8.48×10^-13)≈√(3950×10^-9)≈63×10^-9s=63ns
2018問2
〔答〕
2
E=hνより、
ν=E/h=(660×10^3)×(1.6×10^‐19)/ 6.63×10^-34?1.6×10^20s-1
2018問3
1R=r0A^1/3〇 2 しない 4定まらない 5陽子の数に等しい
1.2018問4
A.A 陽子
B.B 中性子
C.C 1 u( 原子質量単位)
D.D 電子の質量の1800倍
1) ABCD 2) ABDC 3) BCDA 4) DCAB 5) DCBA
4) DCAB
陽子と中性子は1uよりは重い。中性子は陽子より重いのでC<A<B
2018問5
α線とオージェ電子は線スペクトル。β線と制動放射線は連続スペクトル。覚える。
2018問6
B 大きい原子核で多い D 競合しない。
1.2018問7
2 55FeはEC
2018問8
〔答〕
4
C(t)=∫t0 dt’{(A-B)e^-λt+B}=(A-B)1/λ(1-e^-λt)+Bt
C(1800)=(A -B)=1/λ(1 -e^-1,800λ)+1,800B=100,000
λ=ln2/120
1 -e^-1,800λ=1-(1/2)^1,800/120=1-(1/2)^15 1
B=3s-1,ln2 0.693
(A-3)120/0.693 + 1800× 3=100000
A=(100000-1800 ×3)0.693/120+3 549
2018問9
B β-壊変 D 30年
A.2018問10
A 放出される C 放出する
11から20
2018問11
2 どちらも高周波型 3どちらも静電型 4、5 どちらも高周波型
コッククロフトとファンデグラーフが静電型
2018問12
4 4.3
zeBv= mv^2/r
v=zeBr/m
E=1/2・mv^2=m/2 ・ (ze)^2B^2r^2/m^2 [J]=ze^2 B^2 r^2/2m
=(1.6×10^‐19)^2×1^2×0.3^2/ 2×1.67×10^‐27[J]
(1.6×10^‐19)^2×1^2×0.3^2/2×1.67×10^‐27×1.6×10^‐19[eV]
= 4.3×10^6[eV]=4.3[MeV]
2018問13
A弾性散乱のみではない C 自発核分裂のみではない
2018問14
1) 0.15
S=Scol+Srad
Sm=Sm,col+Sm,rad
Scol∝z^2/v^2∝ z^2M/ E
Sm,col∝ z^2M/ Eρ 。
5MeVのα線と1.25MeVの陽子線の陽子数z, 質量M, エネルギーEの比はそれぞれおよそ1/2, 1/4, 1/4, 1.25MeVの陽子線に対するアルミニウムの質量阻止能はおおよそ
0.61×(1/2)^2×1/4/ 1/4?0.15[MeV・cm2・mg-1]
2018問15
A 比例しないEe=Eγ-I B〔τ ∝ z^5Eγ^-3.5 C線減弱係数>線エネルギー転移係数>線エネルギー吸収係数 解答〕
2018問16
E’γ=Eγ/(1+Eγ/mc^2(1-cosθ ))
Ee=Eγ -Eγ’=Eγ’
Eγ’=Eγ/(1+Eγ/mc^2(1-cosθ ))
1/2≅1/( 1+2(1-cosθ))
2≅3-2cosθ
cosθ≅1/2
よって、光子の散乱角θ≅60°
2018問17
E’γ=Eγ/(1+Eγ/mc^2(1-cosθ ))
=662[keV]/(1+662[keV]/511[keV](1-cosθ ))
光子の散乱角θ=180°よりcosθ=-1
E’γ=662[keV]/(1+662[keV]/511[keV]×2)=662[keV]×511[keV]/511[keV]+662[keV]×2=338282[keV]/1,835≅184.3[keV]
2018問18
C 電子数26 D 光電効果
2018問19
D 減速材
2018問20
B 中性子は半減期615秒でβ-壊変 C 17.6MeV
21から30
2018問21
1.1 30nBq = 3.0×10^7fBq
2.2 100μSv・MBq-1・h-1 =1.0×10^2pSv・Bq-1・h-1 20×10^-1pm2
3.3 200fm2=2.0×10^-1pm2×
4.4 0.1nJkg=1.0×10^-1pJg-1
5.5 0.3ms-2=3.0×10^13cms-2
fm2=fm・fm=10^3pm・10^3pm=10^6pm2。
200fm2=2.0×10^-4pm2
2018問22
1.5 質量阻止能―m4s-2[MeV・㎝2・mg-1]
1 吸収線量 ― m2・s-2(GyまたはJ・kg-1)
2 照射線量 ― A・s・kg-1(C・kg-1)
3 線エネルギー吸収係数 ― m-1
4 質量減弱係数 ― m2・kg-2
2018問23
n=n0(1-nτ)
n=1800[s], τ=0.0002[s]
n0を求めると約2800[cps]となる。
2018問24
Bはγ線 C エネスぺ×
2018問25
〔答〕
5
2018問26
〔答〕
1
10nCは電子1.0×10^-8×e-1個分の電荷
10nC生成するのに必要なエネルギーは, 34[eV]×1.0×10^-8×e-1=3.4×10^-7×e-1[eV]
有感体積の空気の重さは, 1.3×10^-6[kg]
吸収線量は, 3.4×10^-7×e-1[eV]/(1.3×10^-6)[kg]≒0.26×e-1[eV・kg-1]
1Gy=1 J・kg-1=1C・V・kg-1=e-1eV・kg-1
約0.26Gy
2018問27
再結合、電離箱、比例、制限比例、GM、放電
2018問28
2紫外線レーザー
2018問29
A CR-39は荷電粒子、核分裂編、速中性子 C 利用しない
2018問30
210Po α線
2018物化生1,2
2018物化生1
〔答〕
1 ア-8 6.4×10^-2 イ-9 5.3×10^0 ウ-5 1.6×10^-2 エ-14 9.6×10^-1 A-3 β+
2 B-2コンプトン効果 C-12制動放射 オ-2 Z カ-7 Z/A キ-4 T/2 ク-9 (1-g) ケ-5 μen・Ψ/Wair コ-1 μen・Ψ サ-5 X・Wair
3 D-11弾性散乱 E-6 水素 F-4反跳陽子 シ-6 1/2 ス-11 10 G-4 (n,γ)
2018物化生2
〔答〕
1 A-6クーロン力 B-3 力積ア-4 ze2/r2 C-1荷電粒子の進行方向の D-2荷電粒子の進行方向に垂直な イ-4sinθ ウー11 v エー2 kze2/vrmin オ―4 P^2/2m カー8 2 キー4 -2
2 E-6阻止能 F-12質量阻止能 G-3水素 H-4飛程 I-8質量数 ク―1ρ/M ケ-7 ne/ZNA コ-5 1800 サ-11 1/3
[解説]コ Tc/Tp=12/1
まとめ
物理は、単純な問題は少なく、
計算問題も多いため難しいとは思いますが、
取れる問題は落とさないことが重要です。