放射線取扱主任者試験は
合格率が20%という難易度ですので、
効率よく学習していかないといけません。
合格体験などを見てみると、
問題集を3周と書いてあるものが多く、
私も同意見です。
最初は、参考書などでじっくりやって、
2回目、3回目になるにつれてスピードアップしていく感じになります。
私なりのメモをご紹介いたしますので、
参考にしてみてください。
1から10
2017問1
1 2.0×10^3
E= 1/2・ mv^2より,v=√(2E/m)
E=0.021eV、m=1.7×10^‐27kgと1.6×10^‐19J/eV
v=√(2E/m)=√2×0.021×(1.6×10^-19)/1.7×10^‐27=2.0×10^3
2017問2
〔答〕4
D+T→4He+n
6×10^23回起こる。
中性子の運動エネの総和は,
(6×10^23)×(14×10^16)×(1.6×10^‐19)=1.344×10^10J=1.344×10^4MJ
原油量に換算すると,1.344×10^4MJ /38MJ・L-1=35.4
2017問3
C より束縛エネだけ運動エネは小さい。 D 小さい。 E しない
2017問4
AD 〇 BCE ×
2017問5
2 K 3 13.6eV 4 オージェ電子 5振動数の平方根
2017問6
A 起きるわけではない C 必ずではない
2017問7
B ある C 純ベータ核種もある
2017問8
Z小でオージェ多
2017問9
1 絶縁ベルト 2 ディー電極 3 高周波電場 5 倍電圧回路
2017問10
dとT間の衝突エネは,
100keV× 三重水素の質量/全質量=100keV× 3/(2+3) =60keV
E:14.1=(nの質量):(4Heの質量)
E=14.1/4=3.5MeV。
3.5+14.1=17.6MeV。
11から20
2017問11
5 4He,6Li,2H,9Be,1H
mv=mv1+MV
E=1/2・mv^2=1/2・mv1^2+1/2・MV^2
v1 =(mv−MV)/m
V= 2mv /(m+M)
E’=1/2・MV^2=1/2・mv^2・ 4mM/(m+M)^2=E・4mM/(m+M)^2
5[MeV],
M/ (m+M)^2 ,
1H:0.04 2H:0.056 4He:0.0625 6Li:0.06 9Be:0.0533
よって,反跳エネは 4He,6Li,2H,9Be,1Hで大きくなる。
2017問12
〔答〕4
R=0.318E^3/2[cm]
5[MeV]を代入すると約3.56cm, Aの4.8cmの空気層は透過しない。
空気以外の他の物質
R/R0=ρ0/ρ×√(A/A0)
空気の密度は約1.3×10^-3[g・㎝3]、3.56[㎝]の空気層は4.6[mg・cm-2]。
空気の質量数は約14.4、アルミニウム中の飛程=4.6×√(27/14.4)=6.3[mg・cm-2]、Bのアルミニウム箔は透過しない。
銅中の飛程=4.6×√(63.5/14.4)=9.7[mg・cm-2] 、Cの銅箔は透過しない。
金中の飛程=4.6×√(197/14.4)=17[mg・cm-2] 、Dの金箔は透過する。
2017問13
A シンクロトロン放射光 ある
B チェレンコフ光× ない
C X線管(クーリッジ管)からのX線 ある
D 特性X線× ない
E 電子線の放射損失 ある
2017問 14
3 CBDA
2017問 15
4 4
S∝z^2/v^2 ∝ z^2M/E
Sα/Sp=22/12×1=4
2017問 16
E=mc^2{1/√(1-(v/c)^2)-1}
E≧mc^2{1/√(1-(1/n^2))-1}
mc^2=511[keV], 屈折率は1.33,
E≧511×{1/√(1-(1/1.332))-1}≈264[keV]
α線の場合, mc^2=3.8× 10^6[keV], ,
E≧3.8×10^6×{1/√(1-(1/1.332))-1}=1.9×10^6[keV]
3 H, 32P, 90Yから放出される β線の最大エネは,
それぞれ18.6[keV], 1,711[keV], 2,280[keV]
210Poから放出されるγ線のエネは5,304[keV],
水中でチェレンコフ光を放出する核種はBの32P及びCの90Y。
2017問 17
B 消滅γ線 D 2乗に比例
2017問18
A コンプトン効果 B コンプトン効果
2017問19
B ない D 光電効果
2017問20
〔答〕3
E’γ= Eγ/(1+Eγ/mc^2・(1−cosθ))
E’γ=662[keV]/(1+662/511・2)
≈662×511/(511+662・2) = =184[keV]
Eγ’’=E’γ/(1+E’γ/511・2)) =E’γ×511/(511+E’γ×2)=107[keV]
21から30
2017問21
A 均等ではない C Z^5に比例
2017問22
C 同中性子体 D 阻止能は荷電粒子
2017問23
En= 2mM /((m+M)^2)・ (1−cosφ)E 0
En= 2 ・1・16 /(1+16)^2・(1+1)E00.22E 0
2017問24
1 2 4 5 M・L2・T-2 3 M・L・T-2〔答〕3
2017問25
[解説] 1eVは1.6×10^‐19J, 1bは10^-28m2, 陽子の静止質量は1.7×10^‐27kg
2017問26
液シン
2017問27
n=n0(1−nτ)
(n0−n)/n0=0.06,τ=0.00015[s]
400[cps]
2017問28
n=n0(1−nτ)
99.5=nAB(1−99.5τ)
196.5=2nAB(1−196.5τ)
τ0.00013[s]
2017問29
D=W・Q/m・q、またはQ=Dmq/W
A W値が大きくなると電離電流は少なくなる。 E 比例しない。
2017問30
A NaI(Tl)
B CsI(Tl)
C LaBr3(Ce)
D プラスチックシンチレータ
4DCAB
2017物化生1,2
2017物化生問1
〔答〕1 A−2 β-壊変 B−8 137Ba C−10 153 D−3 核異性体 E−8 内部転換 F−11 線スペクトル G−3 1/(1+αT) H−8 ωKαK/(1+ αT) I−6原子番号ア−3 1.06 ×10^−13J イ−11 4.73×Γg ×10^9本 ウ−7 3.77×Γg ×10^8s−1・m-2 エ−12 3.59 ×10^−5J・s−1・m-2 オ−13 3.79 ×10^−4Gy・h−1
2 J−3 92 K−6 原子番号 カ−12 2.3 ×10^12s−1 キ−3 0.38 L−4 ΛE 1 M−3 E1
2017物化生問2
〔答〕1 A−11 静電型加速器 B−3 サイクロトロン C−9 線形加速器 D−6 ローレンツ ア−1 zeV イ−7 2 ウ−9 4 エ−6 1 オ−9 zeBrω カ−13 Mrω^2 キ−6 zeB/M ク−8 zeB/2πM [解説]イ z=1, V=2[MV],E=zeV=1×2[MeV]=2[MeV]
2 E−8 フルエンス F−9 平均質量阻止能 G−1 飛程 H−5 空洞原理 ケ−8 0.73 コ−9 0.80
まとめ
物理は、計算問題も多く出題されますので、
学習は必須です。
特に、問20のような
コンプトン効果の式は毎年のように出題されています。