放射線取扱主任者試験の生物ですが、
他の科目同様に過去問をやることです。
最近の生物は難易度が高くなっている気もしますが、
物理や化学よりも
合格に必要な点数はとりやすいため、
基本的なところで取りこぼさないことが大切です。
また、物理や化学よりは
理解するよりも覚えることが中心なので、
点数を稼ぐ科目といってもよいかもしれません。
適当なキーワードごとに分けてみました。
PET
2019問1 次の標識化合物のうち、陽電子放射断層撮影(PET)診断に用いられるものの組合せはどれか。
A [13N]NH3(アンモニア)B [l50]CO2(二酸化炭素)C [123I]MIBG(メタョードベンジルグァニジン)・ D [99mTc]MDP (メチレンジホスホン酸テクネチウム) ・ 1 AとB 2 AとC 3 BとC 4 BとD 5 CとD
2016問2 次の標識化合物のうち, 陽電子放射断層撮影 (PET) 診断に用いられるものの組合せはどれか。
A [14C]L─メチオニン・ B [13N]アンモニアC [15O]水D [18F]2─フルオロ─2─デオキシグルコース1 ABCのみ・ 2 ABDのみ・ 3 ACDのみ・ 4 BCDのみ 5 ABCDすべて・ 〔解答〕4
2017問30 陽電子放射断層撮影 (PET) 診断に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 陽電子の対消滅で生じる662keVの放射線を検出しない。・ B [14C]メチオニンは脳腫瘍の診断に用いられない。・ C [18F]フッ化ナトリウムは脳機能の診断に用いられない。・ D [13N]アンモニアは虚血性心疾患の診断に用いられる。 E [15O]標識ガスは脳血管障害の診断に用いられる。 1 AとB ・ 2 AとC・ 3 BとD ・ 4 CとE・ 5 DとE 〔解答〕5
核医学
2018問1 次の 標識化合物のうち、 ガンマカメラによる核医学画像診断に用いられるものの組み合わせはどれか。
A 35 S メチオニン・B 67Ga クエン酸ガリウム C 89 Sr塩化ストロンチウム・D 99mTc テクネチウム酸ナトリウム 1 AとB・ 2 AとC・ 3 BとC・ 4 BとD 5 CとD ・〔解答〕4
2016問22 世界人口における医療被ばく の年間集団実効線量に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 医療被ばくによる年間集団実効線量には放射線治療による患者の被ばくも含まれない。・ B 自然放射線による年間集団実効線量に比べると, 医療被ばくの方が大きくない。・ C X線診断と核医学診断を比べるとX線診断の方が大きい。 D X線診断のうちで最も大きいのはCTによるものである。 1 AとB ・ 2 AとC ・ 3 BとC・ 4 BとD・ 5 CとD 〔解答〕5
DNAに関する
2017問1 DNAに関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A DNAの2本の鎖の向かい合う塩基は, 配位結合により結合していない。・ B DNAを構成する塩基はアデニン,チミン, グアニン,シチジンの4種類ではない。・ C DNA複製においては,半保存的複製が行われる。 D 8―オキソグアニンはアデニンと対合することにより突然変異の原因となる。 E 照射されたDNAから塩基の遊離が生じた時, その原因は塩基の損傷ではない。・ 1 AとB ・2 AとE・ 3 BとD・ 4 CとD 5 CとE・ 〔解答〕4
標識化合物の利用
2016問 1 標識化合物の利用に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A [3H]ウリジンを用いて, DNAの合成量を調べない。・ B [14C]ヒスチジンを用いて, タンパク質の合成量を調べる。 C [35S]メチオニンを用いて, タンパク質の寿命を調べる。 D [51Cr]クロム酸ナトリウムを用いて,赤血球の寿命を調べる。 1 ABDのみ ・ 2 ABのみ・ 3 ACのみ・ 4 CDのみ ・ 5 BCDのみ 〔解答〕5
生物作用を利用
2019問2 γ線の生物作用を利用した応用例と照射されるγ線の吸収線量として、 正しいものの組合せは次のうちどれか。
1 ABCのみ 2 ABDのみ 3 ACDのみ 4 BCDのみ 5 ABCDすべて
直接作用
2018問2 放射線の生物作用における直接作用と間接作用に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A X 線による細胞致死効果においては、直接作用に比べて間接作用の寄与が小さくない。・ B 直接作用は間接作用に比べて、温度の影響を受けにくい。C 直接作用は間接作用に比べて、ラジカルスカベンジャーで抑制されやすくない。・D 乾燥した酵素の X線による不活性化は、 主に直接作用によるものである。 1 AとB ・ 2 AとC ・ 3 BとC ・ 4 BとD 5 CとD ・〔解答〕4
2016問3 直接作用と間接作用に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A X線の細胞致死作用においては, 直接作用に比べて間接作用の寄与が大きい。 B 低酸素濃度では, 通常の酸素濃度に比べて, 細胞致死作用における直接作用の寄与が大きい。 C 直接作用は間接作用に比べて温度の影響を受けやすくない。・ D 直接作用は間接作用に比べてジメチルスルホキシドの影響を受けやすくない。・ 1 ABDのみ ・ 2 ABのみ 3 ACのみ・ 4 CDのみ・ 5 BCDのみ・ 〔解答〕2
2019問12 放射線による直接作用に関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
A DNAの共有結合の解離によるラジカルの発生がある。B 乾燥した酵素のX線による不活性化に関与する。C ジメチルスルホキシドによって抑制されない。・ D フリーラジカルが関与しない。 ・ 1 ACDのみ 2 ABのみ3 B Cのみ4 Dのみ5 A B C Dすべて
間接作用
2017問3 放射線の間接作用に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 溶液を照射した場合, 全溶質分子に対する損傷を受けた溶質分子の割合は濃度によらず一定ではない。・ B 照射後に酸素分圧を高めると, 細胞致死作用が増強されない。・ C 低LET放射線の酸素増感比は正常線維芽細胞では2.5~3程度の値を示す。 D グルタチオンにより間接作用は低減する。 E 温度が低下すると, 間接作用は低減する。 1 ABDのみ 2 ABEのみ 3 ACDのみ 4 BCEのみ 5 CDEのみ 〔解答〕5
2019問13 放射線による間接作用に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A ラジカルスカベンジャーにより作用が軽減される。B 無酸素下よりも酸素存在下で作用は大きくなる。C 凍結状態にすると作用が軽減される。 D 溶質分子の濃度が変化しても不活性化される溶質分子の割合は変わる。・ 1 ABCのみ 2 ABDのみ 3 ACDのみ 4 BCDのみ 5 ABCDすべて
骨
2019問3 次の核種のうち体内で主に骨に集積するものの組合せはどれか。
A 60Co・ B 90SrC 137Cs・ D 226Ra ・ 1 AとB 2 AとC 3 AとD 4 BとC 5 BとD
2016問 15 生体内に入った場合に主要な集積部位が骨ではない核種は次のうちどれか。
1 32P2 90Sr3 210Po ・ 4 226Ra 5 241Am 〔解答〕3
活性種
2018問3 水への放射線照射で生じる。活性種の性質に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 水和電子は生体成分を酸化しない。・B スーパーオキシドラジカルを特異的に消去する酵素がある。C ヒドロキシルラジカルは DNA に作用して損傷を与える。D 過酸化水素は生体膜を透過しにくくない。・ 1 AとB・ 2 AとC・ 3 BとC 4 BとD ・ 5 CとD ・〔解答〕3
初期応答
2019問4 γ線全身被ばく後の急性放射線障害の初期応答に関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
A 3Gy被ばく2時間後までに、 50%以上の発生率で嘔吐がみられる。B 5Gy被ばく2時間後までに、 50%以上の発生率で発熱がみられる。C 7Gy被ばく4時間後までに、 50%以上の発生率で頭痛がみられる。 D 9Gy被ばく1時間後までに、 50%以上の発生率で下痢がみられる。1 ABCのみ 2 ABDのみ 3 ACDのみ 4 BCDのみ 5 ABCDすべて
酸素効果
2018問4 放射線の生物影響における酸素効果に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 照射30分後に酸素濃度を高くすることにより酸素効果が見られない。・ B OAR とは、 同一線量における酸素存在下と 非存在下でも 生物効果の比ではない。・C 酸素効果は高LET放射線では低LET放射線に比べて小さくならない。D 酸素分圧が100 mmHgでは酸素効果はほぼ飽和している。 1 AとB ・ 2 AとC ・ 3 BとC ・ 4 BとD ・ 5 CとD 〔解答〕5
修復
2017問4 ヒト体細胞のDNA損傷とその修復に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 塩基遊離はプリン塩基に生じやすい。 B 相同組換え修復は非相同末端結合より不正確ではない。・ C 相同組換え修復は細胞周期のG1期には行われない。 D 塩基除去修復には相同な2本鎖DNAを必要としない。・ 1 AとB 2 AとC 3 AとD 4 BとC 5 BとD 〔解答〕2
2016問5 ヒト体細胞における放射線による DNA2本鎖切断の修復に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 相同組換えによる修復は, 一般に姉妹染色分体を必要とする。 B 非相同末端結合による修復は, 相同染色体, 姉妹染色分体のいずれも必要としない。 C 相同組換えによる修復は, S期後半からG2期にのみ機能する。 D 非相同末端結合による修復は, G1期からS期前半にのみ機能するわけではない。・ E 非相同末端結合による修復に関わる遺伝子を欠損する細胞は, S期後半からG2期にかけて最も高い放射線致死感受性を示すわけではない。・ 1 ABCのみ 2 ABDのみ ・ 3 ACEのみ・ 4 BDEのみ・ 5 CDEのみ・ 〔解答〕1
2018問6 放射線による DNA 二本鎖切断の修復に関する記述のうち 関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 相同組換え修復は細胞の照射後1時間以内に完了しない。・B 非相同末端結合による修復は 相同組換え修復よりも正確ではない。・C 非相同末端結合による修復は全細胞周期で行われる。D 相同組換え修復は細胞周期の G1期から S 期後半において行われない。・E 二本鎖切断は一本鎖切断よりも修復されにくい。1 AとB・ 2 AとE・ 3 BとD・ 4 CとD・ 5 CとE 〔解答〕5
2019問15 ヒト体細胞におけるDNA2本鎖切断の修復及び突然変異に関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
A 相同組換えによる修復は、主として相同染色体を利用して行われない。・ B 非相同末端結合による修復は、 G2期では起こる。・ C 非相同末端結合による修復は、相同組換えによる修復よりも誤りを起こしやすい。 D 放射線で誘発される突然変異の中で欠失の占める割合は、 自然に起こる突然変異の場合よりも多い。 1 AとB 2 AとC 3 BとC 4 BとD 5 CとD
ラジカル
2016問4 ラジカルと活性酸素に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 基底状態の酸素分子 (三重項酸素) はラジカルである。 B 一重項酸素は活性酸素である。 C 過酸化水素(H2O2)はラジカルではない。・ D ヒドロキシルラジカルはDNAに対して還元剤として作用しない。・ 1 ABCのみ・ 2 ABのみ 3 ADのみ・ 4 CDのみ・ 5 BCDのみ・ 〔解答〕2
2017問5 ヒドロキシルラジカル(!OH) に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 2分子が結合して過酸化水素を生成する。 B 求電子反応により酸化を受けない。・ C グルタチオンペルオキシダーゼにより特異的に不活性化されない。・ D 有機分子からの水素引き抜き反応を起こす。 1 AとB ・ 2 AとC ・ 3 AとD 4 BとC・ 5 BとD・ 〔解答〕3
全身
2019問5 γ線を全身急性1回被ばく した場合のヒトの障害に関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
ただし、 特別な治療を行わない場合とする。A 15Gy被ばく後の平均生存期間は3.5日ではない。・ B 100 Gy被ばく後の平均生存期間は2日以下である。C 60日以内に半数が死亡する線量は約4Gyである。 D 4Gy被ばく後3日以内に、末梢血中のリンパ球数が一過性に増加し、その後被ばく前より減少しない。・ 1 AとB 2 AとC 3 BとC 4 BとD 5 CとD
2018問7 2Gyの急性γ線全身被ばくした場合の末梢血中の血球の変化に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A リンパ球はアポトーシスによって死ぬ。B リンパ球の減少は被ばく後1日以内に起こる。C 好中球数は被ばく後三日以内に一過性に増加する。D 血小板数は被ばく後約10日で最低値とならない。 ・ 1 ABCのみ 2 ABDのみ・ 3 ACDのみ・ 4 BCDのみ・ 5 ABCDすべて・〔解答〕1
2017問11 γ線による急性全身被ばくの放射線影響に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 好中球は被ばく直後に一過性に増加することがある。 B ヒトの半致死線量はマウスの半致死線量より大きくない。・ C 治療しない場合, ヒトの半致死線量は3.5~4.5Gy程度である。 D 好中球はリンパ球よりも放射線致死感受性が高くない。・ しょうE 末梢血リンパ球は放射線被ばく後に主として増殖死を起こさない。・ 1 AとB 2 AとC 3 BとD 4 CとE 5 DとE 〔解答〕2
2016問12 γ線急性全身被ばく に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A ヒトの半致死線量(LD50)を決めるための観察期間は60日である。 B LD50に近い線量を被ばくした場合には生存率を改善する治療法はある。・ C 前駆症状の始まる時期は1~10 Gyの線量域で違いはある。・ D 8Gy以上の被ばくにより意識を喪失することがある。 1 AとB・ 2 AとC・ 3 AとD 4 BとC・ 5 BとD・ 〔解答〕3
2017問 15 γ線2Gyの急性全身被ばく の数時間後に生じる可能性のある症状として, 正しいものの組合せはどれか。
A 下痢・ B 意識障害・ C 嘔吐D 下血・E 軽い頭痛1 AとB・ 2 AとC・ 3 BとD ・ 4 CとE 5 DとE・ 〔解答〕4
2018問16 γ線全身被ばくによる 急性放射線症の前駆期に 見られる症状に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 1Gy被ばく後1時間以内に嘔吐が見られない。・ B 2Gy被ばく後3時間以内に下痢が見られない。・ C 5Gy被ばく後3時間以内に発熱が見られる。 D 10Gy 被ばく後、1日以内に頭痛が見られる 1 AB Cのみ・ 2 ABのみ・ 3 ADのみ・ 4 C Dのみ 5 B C Dのみ・〔解答〕4
2016問24 γ線急性全身被ばく による身体的影響に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 1Gyの被ばくで脱毛が生じない。・ B 2Gyの被ばくで白血球減少が生じる。 C 3Gyの被ばくで消化管の 孔が生じない。・ D 8Gyの被ばくで放射線肺臓炎が生じる。 1 AとB ・ 2 AとC ・ 3 BとC ・ 4 BとD 5 CとD・ 〔解答〕4
唾液腺
2019問6 唾液腺への局所γ線急性被ばく後 2~3 日間にみられる影響に関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
A 6Gy末満の被ばくでは臨床的に観察される影響は認められる。・ B 8Gyの被ばくにより、血清中の唾液腺型アミラーゼ値が上昇することがない。・ C 8Gyの被ばくにより、唾液腺の腫脹が生じることがある。 D 8Gyの被ばくにより、唾液腺の痛みが生じることがある。 1 AB Cのみ 2 ABのみ3 ADのみ4 C Dのみ5 B CDのみ
生存率
2017問6 細胞生存率曲線に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 1標的1ヒットモデルでは片対数グラフ上で直線となる。 B D0とは生存率が0.1になる線量ではない。・ C D0が大きいほど, 放射線致死感受性が低い。 D α/β比(値)が大きいほど,亜致死損傷回復の程度が小さい。 1 ABCのみ・ 2 ABDのみ・ 3 ACDのみ 4 BCDのみ・ 5 ABCDすべて・ 〔解答〕3
2018問12 多重標的1ヒットモデルの生存率曲線に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A D 0は、 生存率が37%となる線量ではない。・ B Dqが大きい場合、放射線影響の分割効果は大きくなる。 C 標的数 n が等しい場合、Dq が大きい方がD0は大きくなる。 D α線は X 線よりもDq が大きくな。・ 1 AとB・ 2 AとC・ 3 BとC 4 BとD・ 5 CとD ・〔解答〕3
2017問29 4Gyのγ線照射を行った正常ヒト線維芽細胞の生存率に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 10mGy/minの線量率で照射した場合, 1Gy/minの線量率で照射した場合に比べて生存率が高い。 B 1 回で4Gy急性照射した場合, 2時間の間隔を開けて2Gyずつ急性照射した場合に比べて生存率が高くない。・ C S期の細胞に照射した場合, M期の細胞に照射した場合に比べて生存率が高い。 D 通常酸素濃度下で照射した場合, 無酸素下で照射した場合に比べて生存率が高くない。・ 1 AとB ・ 2 AとC 3 BとC・ 4 BとD・ 5 CとD ・ 〔解答〕2
2019問20 次の照射条件で、 正常ヒト線維芽細胞を2Gy照射したときの生存率が高い順に並べられているものはどれか。
A 60Coγ線B がん治療用炭素線ブラックピーク部C がん治療用陽子線ブラツグピーク部D 低酸素下での60Coγ線1 A>B >C> D ・2 A > C > D > B ・ 3 A > D > C > B・ 4 D >A > C > B 5 D > C > A > B ・
DNA損傷
2016問6 ヒト体細胞における放射線によるDNA損傷に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A γ線を1Gy照射した場合に生じるDNA2本鎖切断の数は,チミングリコールの数より少ない。 B γ線を1Gy照射した場合に生じるDNA2本鎖切断の数は,DNA 1本鎖切断の数より多くない。・ C γ線を1Gy照射した場合に生じるDNA─タンパク質間架橋の数は,塩基損傷の数より少ない。 D 炭素イオン線を1Gy照射した場合,γ線を1Gy照射した場合に比べ,24時間後に残存するDNA2本鎖切断の数が多い。 1 ACDのみ 2 ABのみ 3 ACのみ 4 BDのみ 5 BCDのみ 〔解答〕1
2019問14 放射線により細胞に生じる DNA損傷に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A γ線では単位吸収線量当たりのDNA2本鎖切断の数はDNA 1本鎖切断の数の約20倍ではない。・ B DNA2本鎖切断は電離放射線に特有な損傷ではない。・ C DNA2本鎖切断は発がんの原因となる。 D γ線では単位吸収線量当たりの塩基損傷の数はDNA2本鎖切断の数より多い。1 AとB 2 AとC 3 BとC 4 BとD 5 CとD
原爆
2019問7 原爆被爆者におけるがんによる死亡の相対リスクおよび過剰相対リスクに関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
A 被爆時年齢、到達年齢、部位によらず、相対リスクと過剰相対リスクの差は一定である。B 全固形がんの過剰相対リスクは、 到達年齢が同じであれば、 被爆時年齢が低いほど大きい。C 全固形がんの過剰相対リスクは、 被爆時年齢が同じであれば、 到達年齢が低いほど大きい。 D 30歳で被爆し、70歳に到達したときの全固形がんの相対リスクは1Gyにおいて0.4~0.5ではない。・ 1 ABCのみ 2 ABDのみ 3 ACDのみ 4 BCDのみ 5 ABCDすべて
2017問 17 原爆被爆者の疫学調査において, 次の部位のうち最も発がんの過剰相対リスクが高いものはどれか。
1 胆嚢・ 2 女性乳房 3 胃・ 4 直腸・ 5 子宮・ 〔解答〕2
2018問18 原爆被爆者の疫学調査において、がん細胞の過剰相対リスクに有利な増大が見られる臓器の組み合わせは次のうちどれか。
A 肺B 直腸・ C 前立腺・ D 乳房 E 子宮・1 AとC ・ 2 AとD 3 BとC ・ 4 BとE ・ 5 DとE ・〔解答〕2
2016問19原爆被爆者の疫学調査において,統計的に有意ながん死亡リスクの増加がみられたがんの組合せはどれか。
A 胃がんB 肺がんC 膵臓がん・ D 白血病1 ABCのみ・ 2 ABDのみ 3 ACDのみ ・ 4 BCDのみ・ 5 ABCDすべて・ 〔解答〕2
2016問23 原爆被爆者における胎内被ばく の影響に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 幼児期被ばくに比べて小児がんのリスクが有意に高くない。・ B 発育遅延の有意な増加が観察されている。 C 小頭症の有意な増加が観察されている。 D 精神遅滞の有意な増加が観察されている。 1 ABCのみ 2 ABDのみ 3 ACDのみ 4 BCDのみ 5 ABCDすべて 〔解答〕4
2017問24 放射線による遺伝性(的)影響に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 重篤度は吸収線量が高いほど大きくならない。・ B 原爆被爆者の疫学調査では, 有意な増加は認められていない。 C 倍加線量が大きいほど遺伝性(的)影響が起こりやすくない。・ D 生殖細胞以外への被ばくは考慮する必要がない。 1 AとB ・ 2 AとC ・ 3 BとC・ 4 BとD 5 CとD・ 〔解答〕4
フレームシフト
2017問7 染色体DNA上のタンパク質をコードする領域で次の変異が起こった場合, フレームシフトが起こるものの組合せはどれか。
A 1個のアデニンがチミンによって置換された場合ではない・ B 1個のアデニンがグアニンによって置換された場合ではない・ C 1個のアデニンが挿入された場合D 連続する2個のアデニンが欠失した場合E 連続して3個のアデニンが挿入された場合ではない・ 1 AとB・ 2 AとE ・ 3 BとD ・ 4 CとD 5 CとE・ 〔解答〕4
γ線による細胞死
2016問7 γ線による細胞死に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A G2期の細胞はM期の細胞よりも放射線に抵抗性である。 B 心筋細胞は1Gyの照射でアポトーシスを高頻度に起こさない。・ C 線維芽細胞では非相同末端結合修復を欠損すると, 生存率曲線の肩は小さくなる。 D 正常線維芽細胞は5Gyの照射で主に増殖死で死ぬ。 1 ACDのみ 2 ABのみ 3 ACのみ 4 BDのみ 5 BCDのみ 〔解答〕1
職業
2019問8 職業被ばく及び医療被ばく による発がんに関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
A ウラン鉱夫において、肺がんの増加が見られた。B ラジウム時計文字盤工において、 骨がんの増加が見られた。C 頭部白癬のX線治療を受けた患者において、 甲状腺がんの増加が見られた。 D トリウムを含む造影剤を投与された患者において、 肝がんの増加が見られた。1 ABCのみ 2 ABDのみ 3 ACDのみ 4 BCDのみ 5 ABCDすべて
アポトーシス
2018問8 放射線によるアポトーシスに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 核の断片化が観察される。B 核の膨潤が観察される。C クロマチンの凝縮が観察される。D 細胞内容物の流出が観察されない。 ・ 1 AとC 2 AとD ・ 3 BとC ・ 4 BとD・ 5 CとD ・〔解答〕1
2017問 10 放射線照射によって誘発されるアポトーシスに関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 染色体DNAの断片化が起こる。 B ミトコンドリアの膜電位が低下する。 C ホスファチジルセリ ンが細胞膜の外側に露出する。 D 正常p53タンパク質によって抑制されない。・ 1 ABCのみ 2 ABDのみ・ 3 ACDのみ・ 4 BCDのみ・ 5 ABCDすべて・ 〔解答〕1
2019問18 次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
A アポトーシスを起こす過程では核の断片化が起こる。B 末梢血リンパ球は放射線致死抵抗性ではない。・ C アポトーシスは放射線被ばくによってのみ起こる細胞死ではないc・ D アポトーシスを起こす過程ではグロマチンの凝縮が起きる。 1 AとB 2 AとC 3 AとD 4 BとD 5 CとD
染色体異常
2017問8 放射線による染色体異常に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 二動原体染色体は不安定型異常である。 B 二動原体染色体の出現頻度から被ばく線量を推定することができる。 C 安定型異常は発がんの原因になる。 D 染色分体型異常は細胞がG1期に被ばくした場合に生じない。・ 1 ABCのみ 2 ABDのみ・ 3 ACDのみ・ 4 BCDのみ・ 5 ABCDすべて・ 〔解答〕1
2018問9 放射線誘発染色体異常に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 染色体異常は、細胞周期 のM 期に照射を受けた細胞にのみ生じるわけではない。・ B G1期に照射された細胞に DNA 二本鎖切断が生じると、 染色分体型異常が生じない。・ C G 0期の細胞で、 PCC( 未成熟染色体凝縮)法で染色体異常を観察することができる。D 転座に比べて二動原体染色体の方が 放射線による 頻度の増加をより低線量で検出できる X 線急照射による 染色体異常は、 線量に比例して直線的に増加しない。・1 AとB 2 AとE 3 BとD 4 CとD 5 CとE 〔解答〕4
2016問9 染色体異常に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 同一吸収線量のX線では,一般に低線量率照射のほうが高線量率照射よりも1細胞あたりの染色体異常の数が少ない。 B 同一吸収線量では,一般に速中性子線のほうがX線よりも1細胞あたりの染色体異常の数が多い。 C 末梢血リンパ球1細胞あたりの二動原体染色体の数で個人の被ばく線量を推定できる。 D X線照射により, 染色体異常を指標としたゲノム不安定性が誘導されることがある。 1 ABCのみ 2 ABDのみ 3 ACDのみ 4 BCDのみ 5 ABCDすべて 〔解答〕5
2019問19 染色体異常に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれかcA 二動原体染色体は被ばく線量の推定に使用できる。B 染色体凝縮を起こしている細胞で観測する。C ヒト末梢血赤血球で観測することができない。・ D 不安定型染色体異常はがん化の原因とならない。 ・ 1 AとB 2 AとC 3 BとC 4 BとD 5 CとD
医療
2019問9 医療診断による被ばく に関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
A 日本における1人当たり、1年当たりの医療診断による被ばくの実効線量は、平均で約4mSvである。B 体幹部CTによる被ばくの実効線量は、 1検査当たり約10 mSvである。C 胸部X線 (直接) 撮影による被ばくの実効線量は、 1検査当たり0.5~1mSvではない。・ D 乳房X線撮影 (マンモグラフイー) による被ばくの乳腺における吸収線量は、 1検査当たり2~3mGyである。1 ABCのみ 2 ABDのみ 3 ACDのみ 4 BCDのみ 5 ABCDすべて
2019問29 99mTcの医療応用に関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
A 99mTcは99Moからのミルキングによって製造する。B 99mTcの半減期は21万年ではない。・ C 99mTcから放出される511keVのエネルギーを持つγ線を検出しない。・ D [99mTc]MAA(テクネチウム大凝集人血清アルブミン)は肺シンチグラフイーに用いられる。 1 ABCのみ 2 ABのみ 3 ADのみ 4 CDのみ 5 BCDのみ
細胞周期
2018問10 培養ヒト線維芽細胞の細胞周期による致死感受性の変化に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A G1期に比べて M 期は致死感受性が高い。B S期前半に比べてS期後半からG2期前半は致死感受性が高くない。・ C X 線に比べて高LET放射線では致死感受性の細胞周期依存性が大きくない。・D S期に比べて M 期の細胞の生存率曲線の肩は小さい。 1 AとC・ 2 AとD 3 BとC・ 4 BとD ・ 5 CとD ・〔解答〕2
2016問11 X線による細胞死に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A ヒト線維芽細胞を2Gy照射直後に44℃で30分加温すると,照射単独に比べて生存率が低下する。 B 神経細胞は3Gy照射により主に間期死で死なない。・ C 細胞周期のS期前半ではS期後半よりも放射線致死感受性が低くない。・ D グルタチオンにはX線に対する防護効果がある。 1 AとB・ 2 AとC・ 3 AとD 4 BとD・ 5 CとD・ 〔解答〕3
しきい値
2017問 12 γ線急性被ばく による次の障害のうち, しきい値が最も大きいものはどれか。
1 湿性落屑 2 白内障による視力障害・ 3 造血機能低下・ 4 一時的脱毛・ 5 女性の永久不妊・ 〔解答〕1
精巣
2018問13 急性γ線被ばくによる精巣の障害に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 精原細胞はセルトリ細胞より放射線致死感受性が高い。 B 精原細胞は精(子)細胞より放射線致死感受性が高い。 C 精巣に2Gyを被ばくした場合、被ばく直後から6週間程度不妊とならない。・ D 精巣に 2Gyを被ばくした場合、、被ばく直後の血中テストステロン濃度の低下が認められない。・ 1 ABCのみ・ 2 ABのみ 3 ADのみ ・ 4 CDのみ ・ 5 BCDのみ・〔解答〕2
2019問27 生殖腺の局所被ばくによる放射線障害に関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
A 精巣のγ線1回短時間被ばくによる男性の一時的不妊のしきい線量は、 0.15Gyである。B 精原細胞は精(子)細胞より突然変異誘発率が高くない。・ C 卵巣が被ばくした後、卵胞刺激ホルモンの一過性の上昇がみられることがある。 D 卵巣が被ばくした場合、 成人女性では被ばくした年齢が低いほど少ない線量で永久不妊にならない。 ・ 1 ACDのみ 2 ABのみ3 ACのみ4 BDのみ5 B C Dのみ
自然放射線
2017問 13 自然放射線に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 宇宙線は高度が同じなら緯度にかかわらずほぼ均一に降り注がない。・ B 日本人の食品による内部被ばくの実効線量に最も大きく寄与する放射性核種は14Cではない。・ C 日本人の体内に存在する放射性核種のうち, 最も放射能が高いものは40Kである。 D 世界全体の年平均の実効線量で, 大地からの放射線による外部被ばくの実効線量は, ラドン及びその子孫核種の吸入による内部被ばくの実効線量より大きくない。・ E 自然放射線による1年当たりの被ばくの実効線量の世界平均は約2.4mSvである。 1 AとB・ 2 AとC・ 3 BとD・ 4 CとE 5 DとE ・ 〔解答〕4
2016問21 我が国における自然放射線およびそれによる被ばく に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 外部被ばく線量は内部被ばく線量よりも大きくない。・ B 内部被ばくでは, 14Cの摂取によるものが最も寄与が大きくない。・ C 一次宇宙線としては銀河からの陽子が大部分を占める。 D 年間被ばく線量は約2.1mSvである。 1 AとB・ 2 AとC・ 3 BとC・ 4 BとD・ 5 CとD 〔解答〕5
2018問22 我が国における自然放射線の被ばくに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 自然放射線源~受ける国民一人当たりの年間平均被ばく線量は4.3mSvではない。・B 大地からの放射線による被ばく線量は、大地が玄武岩よりも花崗岩で主に構成されている場合の方が大きい。C 宇宙線による被ばく線量率は沖縄よりも北海道の方が高い。 D 内部被ばくに対する寄与はカリウム40が最も大きくない。・ E 吸入による内部被ばくに対する寄与はラドン220とその子孫核種の方がラドン222とその子孫核種よりも大きくない。・ 1 AとD・ 2 AとE ・ 3 BとC 4 BとE・ 5 CとD ・〔解答〕3
甲状腺
2016問13 甲状腺の γ線急性外部被ばく の影響に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 被ばく前の安定ヨウ素剤の内服により影響は軽減しない。・ B 10 Gyの被ばくで甲状腺機能低下が生じる。 C 3Gyの被ばくで甲状腺良性結節が増加する。 D 1Gyの被ばくで急性甲状腺炎が生じない。・ 1 AとC・ 2 AとD・ 3 BとC 4 BとD・ 5 CとD・ 〔解答〕3
皮膚
2018問14 急性γ線被ばくによる皮膚の障害に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 皮膚に3Gy被ばくした場合、 1日以内に紅斑が見られる。B 皮膚に3Gy被ばくした場合、 約3週間後に脱毛が見られる。C 皮膚に3Gy被ばくした場合、約3週間後に水泡が見られんくぃ。・ D 乾性落屑のしきい線量は、湿性落屑のしきい線量より高くない。・ 1 AB Dのみ ・ 2 ABのみ 3 ACのみ・ .4 CDのみ・5 B C Dのみ・〔解答〕2
2017問 14 γ線による皮膚障害に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 同程度の障害を起こすのに必要なエネルギーは熱傷の場合よりも大きくない。・ B 4Gy急性被ばくすると, 2~3週間程度後に一時的脱毛が生じる。 C 総線量が同一であれば1回で被ばくした場合の方が分割して被ばくした場合よりも障害が小さくない。・ D 3Gy急性被ばくすると, 数時間から24時間後に紅斑が生じる。 E 4Gy急性被ばくすると,6ヶ月以内に皮膚の萎縮が生じない。・ 1 AとB・ 2 AとC・ 3 BとD 4 CとE・ 5 DとE・ 〔解答〕3
2019問24 137Csγ線局所被ばく による皮膚障害に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 3Gy被ばくの数時間後に、被ばく部位に軽い痛みを生じることがある。B 被ばく後48時間以内に見られる紅斑は、 毛細血管の拡張により生じる。C 被ばく後2~3週間後に見られる紅斑は、血管の狭窄により生じる。 D 難治性潰瘍のしきい線量は、1回で被ばくした場合より同一線量を分割して被ばくした場合の方が小さくない。 ・ 1 AB Cのみ 2 ABのみ3 ADのみ4 CDのみ5 B C Dのみ
1細胞当たり
2019問16 次のうち、 単位吸収線量当たり、 1細胞当たりのDNA 1本鎖切断の生成数に影響を与えるものの組合せはどれか。
A 温度B LETC ラジカルスカベンジャーD 酸素分圧1 ABCのみ 2 ABDのみ 3 ACDのみ 4 BCDのみ 5 ABCDすべて
生殖腺
2016問14 生殖腺の被ばく に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 精原細胞は精子形成過程で最も放射線致死感受性が高い。 B 精原細胞は精子形成過程で最も突然変異誘発率が高くない。・ C 卵原細胞は卵子形成過程で最も突然変異誘発率が高くない。・ D 遺伝的リスクは女性より男性で高いと推定されている。 1 AとC・ 2 AとD 3 BとC ・ 4 BとD・ 5 CとD・ 〔解答〕2
2019問27 生殖腺の局所被ばくによる放射線障害に関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
A 精巣のγ線1回短時間被ばくによる男性の一時的不妊のしきい線量は、 0.15Gyである。B 精原細胞は精(子)細胞より突然変異誘発率が高くない。・ C 卵巣が被ばくした後、卵胞刺激ホルモンの一過性の上昇がみられることがある。 D 卵巣が被ばくした場合、 成人女性では被ばくした年齢が低いほど少ない線量で永久不妊にならない。 ・ 1 ACDのみ 2 ABのみ3 ACのみ4 BDのみ5 B C Dのみ
眼
2016問16 眼とその付属器のγ線急性被ばくが直接的原因とならないものは次のうちどれか。
1 白内障2 緑内障3 角膜炎 4 眼乾燥症候群 (ドライアイ)5 眼球突出・ 〔解答〕5
2019問22 γ線被ばく を受けた眼の水品体の放射線影響に関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
A 線量が大きくなると放射線白内障の平均的な発症までの期間が短縮する。B 水晶体混濁のしきい線量は0.5Gyである。のうC 放射線白内障は水晶体の後嚢下 (目の奥に近い部分) で細胞が被ばくすることによって起こらない。・ D 線量率が低下すると視力障害性の放射線白内障のしきい線量は低下しない。・ 1 ABCのみ 2 ABのみ 3 ADのみ 4 CDのみ 5 BCDのみ
半数
2019問5 γ線を全身急性1回被ばく した場合のヒトの障害に関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
ただし、 特別な治療を行わない場合とする。A 15Gy被ばく後の平均生存期間は3.5日ではない。・ B 100 Gy被ばく後の平均生存期間は2日以下である。C 60日以内に半数が死亡する線量は約4Gyである。 D 4Gy被ばく後3日以内に、末梢血中のリンパ球数が一過性に増加し、その後被ばく前より減少しない。・ 1 AとB 2 AとC 3 BとC 4 BとD 5 CとD
2016問 17 X線を急照射した場合に半数の個体が死ぬ線量が最も小さいものは次のうちどれか。
1 大腸菌・ 2 酵母・ 3 ヒト 4 マウス ・ 5 クマムシ・ 〔解答〕3
発がん
2018問17 放射線誘発乳癌に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 被ばく線量が増大すると重篤度が増す。・B 発症リスクは被ばく後約30年から増加しない。・ C 放射線発がんの過剰相対リスクの大きさは被ばく時年齢に関係がある。 D アルコール摂取は発症リスクを増加させる。 1 AとB・ 2 AとC・ 3 AとD・ 4 BとD・ 5 CとD 〔解答〕5
2017問18 放射線発がんの交絡因子として, 正しいものの組合せは次のうちどれか。
A 年齢B 喫煙C 性別D 飲酒1 ABCのみ 2 ABDのみ 3 ACDのみ 4 BCDのみ 5 ABCDすべて 〔解答〕5
2016問 18 次の放射線被ばく と発がんの関係のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A ウラン鉱夫 ─ 肺がん B ラジウム時計文字盤工 ─ 胃がん・ C 頭部白癬X線治療患者 ─ 甲状腺がん D トロトラスト被注入患者 ─ 大腸がん・ 1 AとB・ 2 AとC 3 BとC・ 4 BとD・ 5 CとD・ 〔解答〕2
晩期障害
2017問19 臓器・ 組織と放射線による晩期障害の組合せとして, 誤っているものはどれか。
1 膀胱 ― 頻尿 2 脳― 脳動脈瘤・ 3 心臓 ― 心筋症 4 大腸 ― 穿孔 5 脊髄神経 ― 脊髄神経麻痺 〔解答〕2
倍加線量
2018問19 次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 晩発性障害は全て確率的影響ではない。・ B 肺の線維化は晩発性障害である。C 突然変異発生率を自然突然変異発生率の2倍にする吸収線量を倍加線量と言。 D ICRP 2007年勧告では遺伝性(的)影響における人の倍加線量として100 m Gyが用いられていない。 ・ 1 AとB 2 AとC 3 BとC 4 BとD 5 CとD 〔解答〕3
確率的影響
2018問20 次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 内部被ばくで起こる障害は全て確率的影響ではない。・ B 急性障害には確率的影響はない。C 生殖腺への 障害は全て確率的影響ではない。・ D 確率的影響には閾値がない。組織加重係数は確率的影響と確定的影響を考慮して決められていない 。・ 1 AとB 2 AとE 3 BとD 4 CとD 5 CとE 〔解答〕3
2019問26 ICRP2007年勧告における確率的影響の名目リスク係数に関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
ただし、全集団とは被ばく時年齢が0~85歳の集団、成人とは被ばく時年齢が18~64歳の集団とする。A 全集団のがんの名目リスク係数は、1Sv当たり5.5ではない。・ B 線量・線量率効果係数(DDREF)として1を採用していない。・ C 全集団のがんの名目リスク係数は、成人のがんの名目リスク係数より大きい。 D 全集団、成人ともに、遺伝性(的)影響の名目リスク係数は、1990年勧告より小さくなっている。1 ABCのみ 2 ABのみ 3 ADのみ 4 CDのみ 5 BCDのみ
内部被ばく
2017問20 次の放射性核種と内部被ばくの影響の組合せとして, 誤っているものはどれか。
1 プルトニウム239 ― 肝がん 2 コバルト60 ― 肝がん 3 ラジウム226 ― 肝がん・ 4 鉄59 ― 白血病 5 ラドン222 ― 肺がん 〔解答〕3
胎内被ばく
2019問21 ヒトの胎内被ばくにより重度知的障害が最も起こりやすい被ばくの時期は、 次のうちどれか。
1 受精後8日まで・2 受精後8日~8週・ 3 受精後8週~15週4 受精後15週~25週・ 5 受精後25週以降・
2017問22 胎内被ばく による精神遅滞に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 受精後0~7週の被ばくで精神遅滞が観察されない。・ B 受精後8~15週の被ばくで精神遅滞が観察される。 C 受精後16~25週の被ばくで精神遅滞が最も顕著に観察されない。・ D 受精後26週以降の被ばくでは精神遅滞が観察されない。 1 AとB・ 2 AとC・ 3 BとC・ 4 BとD 5 CとD・ 〔解答〕4
2018問24 ヒトの体内被ばくによる放射線影響に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 受精後0~8日の2Gy被ばくにより、胚死亡が生じる。 B 受精後9日~8週の被ばくによる奇形発生の閾値は0.1Gyである。 C 受精後9~15週の1Gy被ばくにより、重度精神遅滞が観察される。 D 生後26~40週の 0.15Gy以上の被ばくにより、小頭症が観察されない。・ 1 ABCのみ 2 ABDのみ・ 3 ACDのみ・ 4 BCDのみ・ 5 ABCDすべて・〔解答〕1
放射能
2019問17 体内に取り込まれたある放射性核種について、 摂取直後にある臓器に 100 Bqの集積が認められた。 この臓器において、 集積後から有効半減期よりも十分長い時間にわたる総壊変数 (累積放射能[MBq・s])に最も近い値は、次のうちどれか。
ただし、この放射性核種の物理的半減期を30年、この臓器における生物学的半減期を100日とする。また、その間、臓器への新たな集積はなく、 臓器重量の増減もないと仮定する。 1 0.34 ・2 590 ・ 3 850 ・ 4 1,200 5 16,000 ・
2018問23 211 At(物理的半減期7.2時間)を含む放射性薬剤を投与後、ある腫瘍(腫瘍細胞)に 100Bqの集積が認められた。この腫瘍において、物理的物理学的半減期 よりも十分長い時間にわたる211 At の集積後からの総壊変数(累積放射能[kBq・s])に 最も近い値は次のうちどれか。
ただし、腫瘍の重量は1 kg とする。また 、その間、腫瘍からの211 At の排出は起こらず、新たに集積はなく、腫瘍細胞は増殖もせず排除もされないと仮定する。 1.1 1,000・ 2 1,800 ・ 3 2,600・ 4 3,700 . 5 5,000 ・〔解答〕4
身体的影響
2017問23 次のうち放射線による身体的影響に分類されるものの組合せはどれか。
A 白内障B 白血病C 小頭症D 再生不良性貧血 1 ABCのみ 2 ABDのみ 3 ACDのみ 4 BCDのみ 5 ABCDすべて 〔解答〕5
2018問25 放射線による身体的影響と遺伝性(的)影響に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 身体的影響にはしきい線量があるものとないものがある。 B 被ばくした場合に生じる体細胞の癌化は身体的影響である。C 胎内被ばくによる奇形は遺伝性(的)影響ではない。・D 1Gyの急性全身被ばくにより意識障害が起こらない。・1 AとB 2 AとC ・ 3 AとD・ 4 BとC・ 5 BとD・ 〔解答〕1
遺伝
2017問24 放射線による遺伝性(的)影響に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 重篤度は吸収線量が高いほど大きくならない。・ B 原爆被爆者の疫学調査では, 有意な増加は認められていない。 C 倍加線量が大きいほど遺伝性(的)影響が起こりやすくない。・ D 生殖細胞以外への被ばくは考慮する必要がない。 1 AとB ・ 2 AとC ・ 3 BとC・ 4 BとD 5 CとD・ 〔解答〕4
2019問 25 放射線による遺伝性(的)影響に関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
A マウス実験において、 遺伝性(的)影響の線量率効果は認められている。・ B マウス実験で見られた遺伝性(的)影響は、 主に顕性(優性)の突然変異ではない。・ C 遺伝的リスクの推定に用いられる倍加線量法は間接法とも呼ばれる。 D 倍加線量が小さいほど、 遺伝性(的)影響が起こりやすいことを意味する。1 ABDのみ 2 ABのみ 3 ACのみ 4 CDのみ 5 BCDのみ
2018問25 放射線による身体的影響と遺伝性(的)影響に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 身体的影響にはしきい線量があるものとないものがある。 B 被ばくした場合に生じる体細胞の癌化は身体的影響である。C 胎内被ばくによる奇形は遺伝性(的)影響ではない。・D 1Gyの急性全身被ばくにより意識障害が起こらない。・1 AとB 2 AとC ・ 3 AとD・ 4 BとC・ 5 BとD・ 〔解答〕1
2018問26 放射線による遺伝的影響に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 生殖細胞の突然変異は遺伝性(的)影響が原因となる。B 精母細胞は精原細胞よりも突然変異が誘発されやすい。C 精原細胞では突然変異誘発に関して線量率効果は認められる。・D 倍加線量が大きいほど遺伝性(的)影響が起こりやすいことを意味しない。・ 1 AとB 2 AとC 3 BとC 4 BとD 〔解答〕1
2016問26 放射線による遺伝性 (的) 影響に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 遺伝性 (的) 影響にはしきい線量は存在しないと評価されている。 B 高線量急性被ばくした本人に現れない。・ C 原爆被爆者で有意な増加が報告されていない。・ D ヒトの遺伝性 (的) 影響のリスク推定では, 動物実験のデータが利用されている。 1 AとB・ 2 AとC・ 3 AとD 4 BとD・ 5 CとD・ 〔解答〕3
2016問8 次の遺伝病のうち, 患者由来の細胞が60Co γ線に対して致死感受性が高いものの組合せはどれか。
A 毛細血管拡張性運動失調症B ナイミーヘン染色体不安定性症候群C 血友病・ D 色素性乾皮症・ 1 ABCのみ・ 2 ABのみ 3 ADのみ・ 4 CDのみ・ 5 BCDのみ・ 〔解答〕2
LET
2017問25 低LET放射線と比較した場合の高LET放射線の細胞致死作用の特徴として, 正しいものの組合せはどれか。
A 線量率効果が小さい。 B 生存率曲線の傾きが小さくない・。 C ラジカルスカベンジャーによる防護効果が小さい。 D 間接作用の寄与が大きくない。・ 1 AとB ・ 2 AとC 3 BとC ・ 4 BとD・ 5 CとD・ 〔解答〕2
2016問27 低LET放射線と比較した場合の高LET放射線の細胞致死作用の特徴として, 正しいものの組合せはどれか。
A 線量率効果が大きくない。・ B 酸素効果が小さい。 C 直接作用の寄与が大きい。 D 細胞周期依存性が小さい。 1 ACDのみ・ 2 ABのみ・ 3 ACのみ・ 4 BDのみ・ 5 BCDのみ 〔解答〕5
2018問27 次のうち線エネルギー付与(LET)は 最も小さいものはどれか。
1 核分裂片・2 炭素イオン線・3 α線・4 高エネルギー電子線 1 MeV5 低エネルギー電子線100 keV・〔解答〕4
RBE
2017問26 RBEに関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 放射線の質の違いによる生物効果の違いを表すものである。 B 細胞致死効果や突然変異などの効果の指標によって値が異なる。 C 線量率を変化させても値は変わる。・ D 基準の放射線として一般にβ線が用いられない。・ 1 AとB 2 AとC ・ 3 BとC ・ 4 BとD ・ 5 CとD・ 〔解答〕1
2018問28 次のうち、放射線照射後の細胞の生存率に関する RBE に影響を与えるものの組み合わせはどれか。
A グルコース濃度B 酸素分圧C 温度D LED1 ABCのみ・ 2 ABDのみ・ 3 ACDのみ・ 4 BCDのみ-・ 5 ABCDすべて〔解答〕5
2016問28 RBEに関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A RBEの単位はGyではない。・ B 基準放射線としては, 一般に管電圧200~250kVのX線が用いられる。 C 生物効果の指標によらず放射線の種類ごとに値が定められていない。・ D 低線量域における確率的影響のRBEを参考に放射線加重係数が定められている。 1 ACDのみ・ 2 ABのみ ・ 3 ACのみ・ 4 BDのみ 5 BCDのみ・ 〔解答〕4
ブラッグピーク
2017問27 放射線治療でブラッグピークを利用するものの組合せはどれか。
A 電子線・ B 陽子線C 速中性子線・ D 炭素イオン線1 AとB ・ 2 AとC ・ 3 BとC ・ 4 BとD 5 CとD・ 〔解答〕4
放射線加重係数
2019問28 ICRP2007年勧告における放射線加重係数に関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
A すべてのエネルギーの光子に対して1が与えられている。B すべてのエネルギーの陽子に対して2が与えられている。C すべてのエネルギーのアルファ粒子に対して20が与えられている。 D 中性子についてはエネルギーが1 MeVのときに最大となる。1 ABCのみ 2 ABDのみ 3 ACDのみ 4 BCDのみ 5 ABCDすべて
2017問28 放射線加重係数 (ICRP 2007年勧告) に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 確定的影響をもとにして定められていない。・ B 電子とミュー粒子で値は同じである。 C 中性子ではエネルギーが大きくなると値が大きくならない。・ D 放射線の線量率にかかわらず同一の値が与えられている。 1 AとB ・ 2 AとC・ 3 BとC・ 4 BとD 5 CとD・ 〔解答〕4
粒子線
2018問29 粒子線に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A X 線と比べ炭素イオン線の細胞生存率曲線の方が肩が小さい。 B ブラッグピークの位置で細胞を照射した時の致死感受性に関する RBE は鉄イオン線に比べ炭素イオン線の方が小さくない。 ・ C X 線と比べ中性子線は致死感受性の細胞周期依存性が大きくない。・D 中性子線はブラックピークを持たない。 1 AとB・ 2 AとC ・ 3 AとD 4 BとD ・ 5 CとD ・ 〔解答〕3
2016問29 粒子線の細胞致死効果に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 速中性子線はγ線よりもOERが小さい。 B 陽子線のRBEは約3であると評価されていない。・ C 炭素イオン線ではプラトー部とブラッグピーク部で, 単位吸収線量あたりの細胞致死効果に差がある。 D LETが大きくなればなるほど,RBEが大きくなない。・ 1 ACDのみ・ 2 ABのみ・ 3 ACのみ 4 BDのみ・ 5 BCDのみ・ 〔解答〕3
BNCT
2019問30 ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)に関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
A 熱中性子や熱外中性子を照射する。B 11Bと中性子の核反応を利用しない。・ C 4Heと7Liが生じる。 D 代表的なホウ素薬剤の1つにアミノ酸誘導体のBPA(p-boronophenylalanine) がある。1 ABCのみ 2 ABDのみ 3 ACDのみ 4 B C Dのみ 5 A B C Dすべて
2016問30 放射線治療に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 陽子線はビルドアップ効果により,X線よりも深部線量分布に優れない。・ B 電子線は表在性腫瘍の治療に用いられる。 C 125Iは密封小線源として用いられる。 D ホウ素中性子捕捉療法 (BNCT) では低エネルギー中性子が主に用いられる。 1 ACDのみ・ 2 ABのみ ・ 3 ACのみ ・ 4 BDのみ・ 5 BCDのみ 〔解答〕5
輸血
2018問30 輸血用血液の放射線照射に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 血液製剤の移植片対宿主病 (GVHD) を予防できる。B 吸収線量が1~10Gyの範囲で照射しない。・C 効果を高めるために照射後一週間以上経過してから使用しない。・D 新鮮液状血漿は照射対象外ではない。・E 血液成分のうち放射線の影響を最も受けるのはリンパ球である。1 AとB・ 2 AとE 3 BとD・ 4 CとD・ 5 CとE ・ 〔解答〕2
2017問9 輸血用血液の放射線照射に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 血液成分のうち最も放射線の影響を受けるのは血小板ではない。・ B 放射線照射により移植片対宿主病 (GVHD) を防ぐことが目的である。 C 吸収線量は 15~50Gyである。 D 新鮮凍結血漿に行わない。・ 1 AとB・ 2 AとC ・ 3 BとC 4 BとD ・ 5 CとD・ 〔解答〕3
預託実効線量
2019問10 預託実効線量に関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
A 子供の場合、 摂取時から50年間を積算期間とするわけではない。・ B 預託実効線量の単位はシーベルトである。C 長期にわたる外部被ばくの影響を評価するために用いない。・ D 確率的影響のリスクを評価するために用いる。1 AとB 2 AとC 3 AとD 4 BとC 5 BとD
2016問20 預託実効線量に関する次の記述のうち, 正しいものの組合せはどれか。
A 単位はSv・年ではない。・ B 特に指定しない場合, 子供に対しては摂取時から50年間の実効線量を積算するわけではない。・ C 長期にわたる内部被ばくを評価するために使用する。 D すべての臓器・組織の確率的影響のリスクを評価するために使用する。 1 AとB・ 2 AとC・ 3 BとC ・ 4 BとD・ 5 CとD 〔解答〕5
肺
2019問23 9.5Gyのγ線被ばくによる肺の障害に関する次の記述のうち、 正しいものの組合せはどれか。
A 肺の一部だけが被ばくした場合でも肺全体に炎症が生じない。・ B 被ばく後1週間で肺浮腫が出現しない。・ C 被ばくにより50%以上の頻度で放射線肺炎が起こる。 D 被ばく後約6か月以降に肺線維症が起こる。 1 AB Cのみ 2 ABのみ 3 ADのみ 4 CDのみ 5 B C Dのみ
まとめ
物理や化学もそうですが、
実際見て勉強する内容は少ないので、
想像することが大切です。
生物に関しては、とにかく覚えることです。
できるだけ無駄を省いていくことが大切です。