梅雨時期って
お弁当が傷みやすくて困りますよね。
食中毒がニュースになったり、
自宅でも大丈夫だと思っていた
食べ物が傷んでいたり、
変なにおいがしたり、
腐ったりカビが生えていたり。
食中毒を起こすと
数日が台無しですし、
仕事や学校にも行けなくなって困りますよね。
そんな傷みやすい時期、
お弁当には保冷剤を入れたり、
いろいろ工夫が必要ですよね。
いろいろ頭を悩ませますが、
そんなあなたに
基本的な考え方を
提案したいと思います。
梅雨時期の弁当の注意点は?
梅雨時の弁当。
真っ先に思い浮かぶのが食中毒ですよね。
梅雨時期は温度と湿度が高く、
食中毒の原因となる細菌が繁殖しやすいです。
そういう原因となる細菌を、
よせつけない、増やさないことが予防の上で重要となります。
細菌を増やさないために
キーポイントとなるのが、
塩分と水分です。
塩分は、
梅干しに代表されるように、
細菌の増殖を抑えます。
梅干しにカビが生えないのは、
いくつかの理由がありますが、
最も大きな理由は塩分です。
梅はもともと熟したかと思ったらすぐに腐ると言ってよいほど腐りやすいです。
熟して腐敗していきますが、それを抑えるのが塩分なのです。
塩分の力ってすごいですよね。
高血圧などの心配がなければ塩分が多い方が細菌から守るには良いのです。
高すぎると血圧が上がるので、いい塩梅にしないといけませんけどね。
もう一つのキーポイントが水分です。
水分が多いと細菌が増殖しやすいです。
水は放っておくと腐ります。
細菌が繁殖しやすいのです。
湿気が多いと腐ったり、カビが生えたりしやすいのも
水分の関係です。
生野菜などは、できれば水けを完全に切ってからお弁当に入れるとよいでしょう。
梅雨の食中毒をさけるための弁当は。
梅雨の食中毒に注意するために、
弁当のご飯に乗せる代表が梅干しです。
梅干しは抗菌作用がありますからね。
しかし、何で梅干しなのでしょう?
先ほど述べたように梅は腐りやすいです。
私は以前、知り合いから梅干し用の梅を購入したのですが、
明日には漬けないと腐るよと言われました。
梅はそれほど腐りやすい果物なのです。
しかし、なぜ梅干しは腐りやすいのでしょう。
それは、先人が知恵を絞って腐りにくくしたからです。
我が家では、梅干しに、
塩、ホワイトリカー35度、酢、紫蘇を入れます。
これらは全部殺菌作用や抗菌作用が強い食物です。
つまり、塩分、アルコール、酸、そして紫蘇の抗菌作用が、
全力で細菌の増殖を抑えているのです。
塩分、アルコール、酸、そして紫蘇やしょうがなどの
細菌に強い食材や調味料を使うことで食中毒のリスクは軽減されます。
細菌を抑え込む食材を使って梅雨時期の食中毒を乗り越えましょう。
梅雨の弁当のおかずは?
梅雨時期の弁当に梅干しを入れるのも効果はあるのですが、
市販の梅干しは、減塩が多いですよね。
通常の梅干しは、20%の塩分が普通ですが、
市販のものは塩分が少ないものが多いです。
代わりに添加物が入っているので、
昔ながらの梅干しほどの殺菌作用はないと言えるでしょう。
また、梅干しが好きなら梅干しを入れることで効果はありますが、
梅干しが嫌いだと毎日というわけにはいきませんよね。
そういう場合どうすればよいかと言うと、
味付けにしょうがやからしを入れたり、
しょうゆを入れるのを少し控えめにして、
代わりにお酢を入れるのがおすすめです。
たくさん入れると、酢の味が気になりますが、
少量の酢を入れて、加熱をすると、
気にならなくなります。
目安ですが、
しょうゆの量の10%程度を酢に代えると、
あまり気にならずに、しかも減塩できて、
食中毒予防に効果もあるため、
おすすめです。
まとめ
梅雨時期の弁当。
食中毒の予防のために
いろいろ工夫が必要ですよね。
おかずはこれと決まっていればよいのですが、
なかなか決まらない場合には、
いつものおかずをひと工夫して入れるという手もあります。
卵は完全に火を通すと腐りやすいので、
一工夫して食中毒予防をするのがおすすめです。