放射線について、
一般的に言って、
たくさんの疑問はあると思います。
放射線がどんなものなのか、
キーワードに沿って、
ちょっとだけお伝えしたいと思います。
もし
まったく放射線のことをわからなくて、
ご興味がある方は、
ご覧いただければと思います。
放射線は見えるの?
放射線は見えるのか?
答えは見えないと言ってよいです。
なぜなら、
見える光は可視光線というもので、
可視光線はいちおう放射線の仲間ですが、
非電離放射線といって、
一般的に呼ばれている放射線は、
電離放射線というくくりであって、
非電離放射線である可視光線とは別物と考えられるからです。
非電離放射線は放射線という名前がありながら、
ラジオの電波とかそういうものを含むもので、
一般的に考えられている放射線とは、
一線を画す存在であり、
放射線ではないと言っても良いと言えます。
簡単にいうと、
放射線は、
本来は広い意味を持つのですが、
現在巷で認知されている放射線とはちょっと違っているのです。
ですので、
ふだん使われている放射線という意味では、
見えないと言ってよいでしょう。
放射線はうつるの?
放射線はうつるの?
ということが言われることがありますが、
放射線は、
放射線を発生する装置や放射性物質という特殊な物質があり、
それからぶつけられるという感じです。
ですが、それは、
本当に小さすぎる存在でして、
全然人は感じることはできません。
で、
放射線は残ったりとかしませんので、
うつるとかそういう発想はないですし、
放射線発生装置も
装置ですので、
蛍光灯のように、
スイッチを入れている間だけ出ていると考えて良いため、
スイッチを切れば、基本的には放射線は出ません。
で、放射線がうつるというイメージを植え付けるのが、
放射性物質です。
放射性物質は物質ですので、
あなたの身の回りにあるものとほとんど変わりません。
ですが、放射線を出します。
それだけです。
あなたの持ち物からも放射線は出ているかもしれません。
それぐらい身近な存在です。
放射性物質は通常まとまった量で取り扱われるため、
そういったものが漏れるという考えから、
うつるという発想になりますが、
放射線がうつるというよりも、
放射性物質がくっつくのを
放射線がうつるというイメージになっているんだとおもいます。
感じないわけですので、
たとえるなら、
においって目に見えないですが、
確実にそこに存在しますよね。
それと似た感覚ですが、
見えないし、それこそ臭いすらしないですが、
そこには物質が存在しているわけで、
それなのに見えない恐怖から
放射線がうつるというイメージを植え付けたのでしょう。
放射線は腐らないの?
放射線は腐らないのかという考えをお持ちの方もいらっしゃいますが、
放射線や放射性物質は腐らないです。
腐るというのは、
ある程度物質が多く集まったときにできることですが、
放射性物質は、
通常そこまでの量はありませんし、
廃棄されるため、腐るということは通常の取り扱い方ではありません。
放射性物質だけを大量に集めたら、
そういう考えにもなりますが、
放射線が腐るという意味とはちょっとまた違います。
放射線は人間に害があることも考えるため、
菌などと勘違いされることがありますが、
そういう意味では腐るとは完全に違うことです。
放射性物質は物質ですので、
放射性でない物質と一緒になって腐るという考えはあり得ますが、
通常は、放射性物質はそういうものとは別に考えられますので、
放射線が腐るというのは適切な表現でないと言ってよいでしょう。
まとめ
放射線は、基本的に
五感で感じることはできないです。
ですので、適切な
測定技術などを用いて、
適切な測定をすることが大切です。