放射線は見えないと言われていますが、
放射線を見たという方が多くいます。
実際、
放射線は見えるのか?
見えるならどう見えるのか?
見えないのになぜ発見されたのか。
できるだけわかりやすく
つづっていこうと思いますので、
ご参考にしていただけたらと思います。
放射線は見えない?
放射線は見えるのか?
答えは見えない。
放射線は目に見えないというのが正解です。
なぜなら、放射線は、
人間が目に見える限界を
超えたエネルギーを持っていて、
その性質は、
目に見えるものと違う性質を持っているためです。
もし目に見えるとしたら、
それは放射線ではなく可視光線です。
しかし、放射線が見える
そういう表現をすることもできます。
放射線は見える?
放射線は英語でradiationと言いますが、
実は、我々が一般に放射線と呼んでいるものは、
正式には、
電離放射線ionizing radiationと言います。
そして、電離放射線でない放射線もありまして、
それを
非電離放射線non-ionizing radiationと言います。
これには、紫外線や可視光線、赤外線も含まれます。
つまり、
可視光線は非電離放射線の一部ですので、
放射線には見えるものもあると表現できます。
しかし、
通常放射線と言えば、電離放射線
のことを言いますので、
放射線は見えないとするのが正しいです。
放射線は見える化できる?
放射線は見えないとしましたが、
放射線を見える化というか、
放射線の筋道を見る方法はあります。
それは、
霧箱
と呼ばれています。
放射線はエネルギーを物質に与えることができるのですが、
霧箱の中の霧にもエネルギーを与えます。
霧は軽いので、その影響を受けるため、
放射線によってどかされる現象が見える
と言った感じでしょうか。
飛跡と言って、
文字通り飛んだ跡が見える感じです。
まとめ
放射線は見えません。
非電離放射線は見えるのもありますけど、
一般的な放射線と違いますので、
放射線は見えないとするのが正しい
とするのが良いでしょう。
霧箱
動画サイトにも出ていますので、
もし興味のある方は見てみると良いでしょう。
確かにそこに放射線が存在するというのが、
実感できます。