放射性物質って、
どういうものか
まったくわからない人にはわからない。
だから怖いと思うんです。
簡単にですが、
説明してみようと思いますので、
もしよかったら
参考程度にご覧ください。
放射性物質とは?
放射性物質って何なのでしょう?
放射性同位体とか、
放射性同位元素
また、放射性核種とか言ったりしますが、
一般的にはだいたい同じ意味としてとらえても良いと思います。
では、まず、元素とは?
周期表ってみたことありますか?
だいたい見たことぐらいはあると思います。
水素から始まって、
水兵リーベなんて覚え方がありましたが、
あれは、陽子、中性子で構成される原子核というものの、
陽子の数を表しています。
陽子の数が1個だと水素
2個だとヘリウム。
と、だんだん数が増えていきます。
そして、水素の場合、
水素1個は決まっていますが、
中性子が0個、1個、2個と違う数でも存在します。
同じ水素ですが、
中性子の数が違うのを同位体と言います。
つまり、水素は3種類の同位体が存在します。
そして、中性子が0個と1個の場合、
そのままで存在できますが、
中性子が2個だと不安定なので、
エネルギーを放出します。
それが放射線の1つ、ベータ線です。
放射線を放出する同位体、すなわち放射性同位体です。
放射性物質は、
不安定なため、エネルギーを放出して安定になろうとするのです。
放射性物質はなくなる?
放射性物質は、
それそのものが不安定なので、
勝手に勝手に放射線を出します。
それは、放射性物質の種類によって速さが変わり、
出したら安定に向かっていきます。
つまり放射性物質は勝手に減っていきます。
放射性物質が安定に向かっていくのに
放射線を出します。
放射線を出したら安定になるわけで、
つまりは放射性物質は減ります。
それが半分になるまでを半減期といいます。
それは、計測してそれぞれわかっています。
半減期が数秒だったり、
何億年だったり、
それはさまざまです。
勝手に放射線を出して減っていきますので、
放射性物質をなくすことはできません。
また、自然にも存在しますし、
放射線だったら、宇宙からも降り注いできますから、
なくすことはできません。
できませんが、早かれ遅かれ勝手に減っていくと言ってよいでしょう。
何億年という半減期の物もありますから、
なくならないと言ってよいとは思いますけどね。
放射性物質をなくすには方法はある?
放射性物質をなくす方法はありません。
自然界にも存在していますし、
被ばくしないで生きていくことはないです。
また、
進化の歴史は放射線があったからともいわれています。
自然に存在する中で放射線が当たって
突然変異を起こすことは何十億年もの歴史の中では起きています。
それがあったからこそ、
動物、植物は進化できたともいわれています。
聞いた話なので、本当かどうかは確認していませんけど、
おそらく、そういった手助けも働いてはいると思います。
また、
怖いからなくしたいという気持ちが出るのはあるとは思いますが、
我々は、普通に生きているだけでも、
年間2.4mSvを浴びていますし、
世界にはもっと放射線量が高い所もたくさん存在します。
ですので、過度に恐れることなく、
生活していた方が良いでしょう。
まとめ
放射性物質は、
あまり見るということはありませんが、
医療などにも使われているので、
過度に恐れるべきではないです。
いろいろ情報を調べて、
放射性物質を知ることが良いでしょう。